文章力を鍛えるために。

文章を自分の「武器」とするために、自分の意見をとにかく書いていきます。

文章力トレーニング その3 ~伝える力、描写力~

 

例によってこの教科書を使って、トレーニングを進めていきます。

 

 

ラクに書けて、もっと伝わる!  文章上達トレーニング45 (DO BOOKS)

ラクに書けて、もっと伝わる! 文章上達トレーニング45 (DO BOOKS)

 

 

 

今見ているものはなんですか?

 

「机の上にマグカップがある」と書いただけでは、人それぞれイメージするものが違うでしょう。大きさ、色、質感などを描写することで、読み手のイメージは書き手が伝えたいものに近づきます。

 

すべらない話を聞いてると、この辺の描写力はうまいなーといつも思います。

あと、あくまでも笑いに必要なものだけを描写しているのもすごいですよね。

色々と散りばめてしまうと、わかりづらくなってしまいますからね。

 

 

課題2

それを見ることができない人に向けて、ありありと想像できるように、

300字程度で描写してください。

 

 

蝉が大声で鳴いているような夏に、ぴったりの飲み物。

爽やかで、甘酸っぱい青春を思い出させるようなイメージ。

とはいっても、夏限定のものではなく、一年中スーパーやコンビニで見かける。

 

白地に青のパッケージは、そのイメージを容易に想像させ、

のどが渇いたときに、つい手にとってしまうデザインとなっている。

 

今目の前にあるのは、いつも街中で見かける大きさより大きく、

高校の自販機でよく見かけた、「500ml増量缶」と書かれた代物だ。

 

ペットボトルの量と変わらないはずだが、

なぜか缶の方が多く入っているように思える。

そしてまた、缶で飲んだほうが美味しく感じ、すぐになくなる。

 

スポーツドリンク、よりジュースで、コーラより清涼飲料水。

そんなカルピスウォーターを片手に、キーボードをたたいている。(335文字)

 

 

カルピスについて書いてみました。ちょうど自販機で買ってきたもので。

目の前のものを「説明」するのではなく、「描写」と書いてあったので、

イメージとかその辺から、読みやすいのを意識してみました。いかがでしょう。

 

 

解説

 

解説には、ポイントがいくつかあると書かれていまして、

 

全体から細部に向けて描写する。

みんなが知っているようなもので表現する。

読み手の疑問に答える。

 

以上の三つだそうです。

 

これを意識すると、まずカルピスの話と言った方が良さそうですね。

そして、テーブルの上とか、周囲の状況の説明をしてから、イメージですかね。

 

でもイメージから入るのも、全体像の一つになるんでしょうか。

この辺は個人の裁量って感じですかね。

 

 

小説を読んでいたり、または書こうとすると、風景から書くことを意識しますね。

燦々と注ぐ陽の光を浴びながら、私は街をさまよっていた。みたいな。

どんな状況かは置いといて、その場がイメージできるように書いてますね。

 

村上春樹はそこが独特でよくわかんないくらいに描写してるイメージです。

(私は読んだことほぼありませんので、間違ってたらすいません)

 

というわけで、このトレーニングは問題ないかなと思いました。

また明日、勉強しましょう。

 

 

文章トレーニング その2 ~言語の具現化~

 

昨日から、こちらの教科書をもとに、トレーニングを始めています。

 

ラクに書けて、もっと伝わる!  文章上達トレーニング45 (DO BOOKS)

ラクに書けて、もっと伝わる! 文章上達トレーニング45 (DO BOOKS)

 

 

 

というわけで、今回は第1章に入っていきましょう。

 

 

言いたいことを具現化する。

 

伝えたいことは、得てしてもやっとしています。

つまり、形になっていないわけです。

 

モヤモヤのままだと、思考はその場をグルグルと回ってしまいますが、

言葉として目に見えると、それに刺激を受けて先に進むことができるようになるのです。

そして、うまく言語化できるようになると、シンプルでも深みのある文章を書くことができます。

 

 コピーライティングなんかはそうですよね。

言いたかったことをバシッと言ってくれるような、そんな感覚。

一言で伝えられるのはかっこいいです。

 

 

課題1 好きな理由を書く。

好きな人、モノ、場所をそれぞれ一つあげて、好きな理由を書き出してください。

 

 

好きな人

高校から交流のある同級生

 

どこか落ち着かない雰囲気があり、天然感の強い青年ですが、

他人の意見を素直に聞けるところはとても尊敬しています。

「話し上手は聞き上手」と言いますが、その枠にとらわれない彼は、

いつ見ても新鮮な空気を持っていて、自分にない良さがあって好きです。

 

好きなもの

漫画

 

本は、必ず読者と1対1で進んでいきます。

思い詰めている人も、向上心のある人も、同じように本を読みます。

漫画はそれに加えて、主人公や情景に移入できて、その場にいる感覚を受けます。

見たことのない世界に旅立たせてくれるので、漫画は好きです。

 

 

好きな場所

トイレ

 

ここも本と同じような理由ですね。2人で入るトイレはないですから。

自分自身を見つめなおすような場所で、落ち着ける場所です。誰も見てないし。

お風呂も好きですが、限られますからね。状況が。

トイレはいつも味方と私は思っています。

 

 

書いてみました。

解説を見てみましょう。

 

 

解説

 

「なぜ好きなの?」と聞かれて、うまく伝えられないもどかしさを感じたことがあるのではないでしょうか。

言葉で切り取るということは、その外側を捨てることになりますので、仕方がいないのです。

・・・(中略)・・・

でもそこをあきらめずに、言語化しようとすることは大切です。言い足りないながらも、自分の価値観が浮き出てきます。

 

 

 

もう少し、理由を明確に書いたほうがよかったですかね。

シンプルにしすぎたというか。量が足りなかったかなというか。

本当は語りつくせないくらい好きなもの、なわけですからね。

 

難しいですが、第1章の1はこんな感じで進めてまいりました。

ちゃんと上達していくのでしょうか?今後にご期待ください。

 

お時間のある方、またお付き合いください。よろしくお願いします。

 

 

 

文章トレーニング その1 目的確認

 

文章トレーニング

 

 

ブログのタイトルにもなっている、文章力。

これを鍛え上げるために、とにかく量を書くべきだということではじめていましたが、

ついにテキストを手に入れました。

 

 

 

ラクに書けて、もっと伝わる!  文章上達トレーニング45 (DO BOOKS)

ラクに書けて、もっと伝わる! 文章上達トレーニング45 (DO BOOKS)

 

 

 

これに沿って、トレーニングをしていこうと思います。

 

筆者の小川さん。内容をバンバン公開してしまいますがお許しください。

後で許可とっておこうと思います。だめだったら非公開にします。

 

 

ということで、さっそくはじめていきましょう。

 

 

プロローグ ~文章は、上達する~

 

よい文章を書きたい。そう思って手に取った私ですが、

よい文章ってなんでしょう?ということが書いてありました。

 

良い文章とは、目的を達成できる文章である。

 

企画書なら、企画の魅力を伝える。

手紙なら、相手を思いやる気持ちを伝える。

メールなら、とにかく簡潔にわかりやすく伝える。

 

目的によって、良い文章は変わります。

そのため、意識すべきは次の2点です。

 

  1. 目的を確認する
  2. 読み手を意識する

 

ということで、この2つを念頭において、進めていきましょう。

 

この章はトレーニングを進めるというより、

書けない理由について書いてありましたので、省略です。

 

 

また次回、第1章から進めていきます。

 

 

HAPPY 優しい言葉の雨の中

 

HAPPYなバースデイ

 

私事で恐れ入りますが、本日誕生日を迎えました。24歳です。

24年ですって。干支2週。中々ですね。

 

さて。そんな誕生日を何人かの人に祝って頂きましたが、

私の心の中はズタズタでした。仕事関係で身体を壊しています。

 

実際、通勤途中に吐き気を催したり、のぼせたり、とにかく体調が悪いです。

それを上司に打ち明けなければいけなかったり、それでも仕事はしたり。

 

しんどいなぁ。

そう思っていた帰り道、駅前の薬局で歌が流れてました。

 

BUMP OF CHICKENメーデーが流れていました。

 

メーデーは非常信号という意味です。救難信号ですね。SOS。

私の今の気持ちと非常にリンクしてまして。

 

「あ、音楽聞いてないな」

 

と思い出すきっかけにもなりました。

メーデーを作ったBUMP OF CHICKENは、僕の青春というべきものです。

 

終わらせる勇気があるなら、続きを選ぶ恐怖にも勝てる。

 

いい歌だなぁと思っていたとき、「HAPPY」という歌も思い出しました。

HAPPYなのに、HAPPYじゃない歌詞なんですが、それも今日なら当てはまります。

 

ハッピーバースデイ、のHAPPYですが、主人公はハッピーじゃないです。

 

真面目に生きてきた中、見えない何かに苦しめられます。

将来への不安、人間関係、自分の理想、金銭的理由・・・何かはわかりません。

 

そして、主人公にもわかっていません。自分を苦しめる理由が。

 

闘う相手さえ解らない だけど確かに痛みは増えていく
教わらなかった歩き方で 注意深く進む

 

何が「正しい道」なのか、わからないまま進みます。

そのうち、生きていることに疑問を持ち始めます。

それに対して、語りかける人がいます。

 

終わらせる勇気があるなら 続きを選ぶ恐怖にも勝てる
無くした後に残された 愛しい空っぽを抱きしめて

 

 つらい状態で終わらせるより、そのつらい状態を終わらせよう。

何もかもなくなったとしても、それでも続きを見てみよう。

 

借り物の力で構わない そこに確かな鼓動があるなら
どうせいつか終わる旅を 僕と一緒に歌おう

 

誰かに言われた言葉で、生き続けることができるんだったら問題ないよ。

どっかで結局終わりは来るんだから、そのときまでこの歌を歌いましょう。

 


Happy Birthday
 

 

今日は誕生日。生まれたことに感謝する日。

だから終わりを考えないで、前を向いていこう。

 

優しい歌詞ですよね。ほんと。

「頑張る」という言葉が含まれてません。頑張ることは違うよということです。

ただ、祝ってくれてるんです。それだけ嬉しいことですよ、と教えてくれます。

 

生き続ける意味だってあるだろう。

 

こんな歌詞なんですが、私にはすごく刺さるんです。

そして、この歌の一番好きな部分があります。

 

消えない悲しみがあるなら 生き続ける意味だってあるだろう 

 

そんなに悲しいことがあったら、誰かに伝えないと。

そのためには、生き続けていかないと。

 

全歌詞を通して、「生きる」という言葉がここでしか使われてません。

藤原さんはふり絞ったわけですね。悩んだと思います。「続ける」「なくす」とたとえてきたわけですからね。

 

この歌は本当にやさしさでできてます。

つらいこともあるけど、誕生日はHAPPYであるべきだ。と。

 

私は少し、救われた気がします。

仕事を続ける、やめるということがあっても、生きていこうと思いました。

 

BUMP OF CHICKENの魅力はまだまだあります。

それはまた今度、書かせてもらおうかなと思います。

 

 

orbital period

orbital period

 

 

面白い人が好き? 面白いの正体

 

面白さって、なんだろう?

 

「好きなタイプってどんな人?」

 

どの時代でもあるような質問ですよね。

古今東西、全世界で展開されるような言葉です。

 

その答えはたくさんあるでしょう。

男性女性でも異なると思います。かわいい、かっこいい、きれいな、面白い・・・

 

面白い人が好き、という人も少なくないですよね。

 

好きな女の子は「面白い人が好き!」と言っているのを聞いた男子は、

どうにかして笑わせようと努力しますが、反って引かれてしまう・・・

 

青春の一ページのような設定ですね。淡い恋。純愛です。

 

かっこいいとか背が高いとかは、生まれもったものですが、

面白さは培えるものだと、誰もが思います。

 

だけど、面白いとはすごく難しいです。

その理由さえわかれば、逆に面白くなれるのではないでしょうか。

 

 

お笑い芸人と素人

 

その道のプロである「お笑い芸人」は、なぜ面白いんでしょう。

養成所で研究をしているから?経験を積んでいるから?

 

私の思う面白さは、「空気感」だと思います。

 

基本的に、お笑い芸人さんのネタは、空気感の演出です。

どこかの誰かの日常を切り取って、ワンシーンを見せる。そんなのが多いです。

 

いがみ合いとか、変な踊りとか、いろいろありますが、

それを「面白いな」と思ってもらえるような、「空気感」の演出が、ネタです。

 

 

ではそれを、どう日常に落としてきましょうか。ここがとても難しいです。

なぜなら、面白いものと認識できるかどうかを、見る人にゆだねているからです。

 

ここで笑っていいんですよ、と認識できるかどうかです。

 

さっきの女の子と男の子の例は、男の子はきっと真面目だったんでしょう。

普段から優等生で、ふざけたことなんかなかったわけです。

 

それを急に、面白いことをやってしまうと、

「何やってんだこいつ」になるわけですね。笑っちゃいけないんだと。

 

お笑い芸人の真似、が面白くないのは、「何やってんだこいつ」が強いからですね。

その点、お笑い芸人さんは「僕で笑ってくださいね」ということを強めています。

 

中々できることじゃないですよね。

知らない人を見て笑えるようにする。そういう風に見てもらう。

 

素人さんで笑えないのは、笑っていいかわからないからです。

見る人側の評価がすべてです。難しいですね。

 

 

面白くなるには?

 

「面白い人が好き!」と言っている女の子に、好きになってもらうには、

いったいどうすればいいでしょう?特に真面目な男の子は。

 

簡単なのは、失敗してみましょう。

そして、それを笑って受け入れましょう。

 

緊張と緩和、がお笑いの仕組みです。

普段まじめな男の子のチャックが開いていて、それを自分で明るくしてみましょう。

 

みんなは「ここで笑っていいんだ」となりますね。

すると彼女も笑ってくれます。面白い人だなって。

 

笑っていいよ、ということをうまく演出するには、

結局のところツッコミが必要です。だからボケとツッコミがいるんですね。

 

一人でなく、複数で空気感を作る。これが今のお笑いの種ですね。

 

 

つまるところ、私はツッコミこそお笑いだと思います。

「ボケて」が実はツッコミですもんね。

 

 

面白いは、作れる。

だけど、一人じゃ作れない。

 

そんな感じだと思います。

 

 

お笑い芸人に学ぶ ウケる!トーク術 昨日起こった出来事を面白く話す方法

お笑い芸人に学ぶ ウケる!トーク術 昨日起こった出来事を面白く話す方法

 

 

1年半くらいWeb制作会社で働いて気づいたこと

 

かっこいいデザイン?

 

私は「デザイン」という言葉になじみがありませんでした。

絵を描いたり、おしゃれをしたり、そんなところとはかけ離れていました。

色鉛筆も8色でしたし、白黒の風景画とかが好きでした。

 

もちろん、パワーポイントもただ文字を入れるだけのソフトで、

Wordと何が違うのか、よくわかっていませんでした。

 

そんな私がWebデザインを売る仕事に就いたことで、

「デザイン」ってなんだろう?という疑問に、少し答えが見えてきました。

 

 

「かっこいい感じでお願いします。」

 

 

そう言われることもよくあります。

 

かっこいいって、何をもってかっこいいんだろう?ということですね。

結局のところ、お客さんの頭にある「かっこいい」に当てはめることなんですが、

そんなのは中々できませんし、基本無理です。

 

だからデザインは嫌いなんですね。主観的過ぎて。

だけどここ最近、少しだけわかるような気がしてきました。

 

 

デザインとは、シンプルである。

 

 

「かっこいいデザイン」も、「かわいいデザイン」も、

結局のところ、シンプルなもの、に落ち着くと考えています。

 

じゃあシンプルってなに?ってところですが、

「それ以外に伝わり方がないこと」だと思っています。

 

つまるところ、

 

「何これ!めっちゃわかりやすいやん!素敵!」

 

これが「シンプルなデザイン」であり、「かっこいいデザイン」です。

 

 

 

 

シンプルの難しさ

 

 

私はWebデザイナーではありませんが、デザインを評価することはします。

このデザインはなんか違うよね、あのデザインみたいにこうしてほしい。。など。

 

デザイナーさんが作ったものは、僕なんかよりすごいはずですし、

何もアドバイスなんかできないので、それでいいんじゃないかな。

 

って、思ってました。

 

ですが、今はなんとなく、自分の意見を言うこともあります。

それは、さっきの「うわー!めっちゃわかりやすい!」を感じないときです。

 

何がわかりづらいんだろ?どこだ?

 

そうやって違和感の正体を探していきます。

すると意外にも、デザイナーさんに伝わったりします。

 

 

シンプルとは、無駄なものをそぎ落とすことです。

だけど、伝えたいことはたくさんあるんですよね。

 

これ失くしたら、伝わらないんじゃないかな?

という不安が、そうさせるんですよね。

それをデザイナーの自信とか誇りで、カバーしている感じですよね。

 

 

いずれにせよ、デザイナーさんはすごいです。

 

 

 

 

好きなことで生きていく

 

自分で、これはいいものだ、悪いものだと判断する力はつきました。

悪いものとは言いませんが、なんかわかりづらいですよね、っていう。

 

自分が作る資料も、そんな感じで作れるようになってきました。

日々の生活に、デザインという言葉が浸透してきました。

 

かっこいいなぁ。と思うのが、少し増えた気がします。

 

ただ、本当に大事なのは、お客さんがどう考えてるかですね。

お客さんが満足するデザインが一番です。そう思います。

そうして、また幅が広がっていくわけで。

 

この仕事は、本当にデザインが好きじゃないと続けていけないな。

 

そんなことを思いました。

今後、どうなっていくかはわかりませんが、

また気づいたことがあれば追記していきます。

 

 

 

逆転の法則 賭博黙示録カイジ

 

逆境無頼ってなに?

 

私はよく漫画を買います。

アニメや映画でなく、漫画です。本のやつです。

 

最初に読んでいたのはONE PIECEですが、

今やみんな読んでしまってますし、最近はなんか面白くないですよね。(関係者の方すみません)

 

そんな純粋無垢だったころとは異なり、今やギャンブル漫画を読んでいます。

その真骨頂は。。。

 

 

賭博黙示録カイジ(1) (ヤングマガジンコミックス)

賭博黙示録カイジ(1) (ヤングマガジンコミックス)

 

 

 

こいつです。

伊藤開司さんです。

 

言わずとしれたギャンブル漫画ですが、やはりこれは面白いですね。

アニメでは「逆境無頼カイジ」となっていますが、逆境無頼って何でしょう?

 

逆境だけど頼らねーぜ、一人で切り開いていくぜ、MAJIDE

 

みたいなことかなと思っていますが、

読んでみると決して一人では切り開いていないお話です。

 

 

どこが面白いの?

 

一言でいうと、成功は準備の先にある。ということを教えてくれる漫画です。

 

お金を取り巻きつつ、自らの経験や勘、相手の心理に合わせて行動を変え、

自らの生存率を上げ、大金を手にするため奔走する。

 

しかし相手はすがすがしいほどのエリート。さらに悪党であるから、慈悲はない。

対するカイジは何も積み上げてこなかったクズ。社会的な信頼もない。

だが、一瞬のひらめきと周到な準備で、状況を一変させていく。

 

相手の心理を読み、行動を変えるというところは、どの世界でも一緒です。

スポーツもそうですが、仕事であったり、恋人であったり。

いつも強く願う、心が覗ければいい。と。確か、そんな歌もありました。

 

 

一見、すごい頭の良い、回転の速い相手に見えても、

実は用意が周到であっただけで、対応力には乏しかったり、

逆に、何もしていないように見えて高をくくると、足元を掬われたり。

 

ただ、成功している人はその準備が当たり前にできて、

しかもその準備はあらゆるリスクに対応できるように、計算されているだけです。

 

成功するためには、準備が必要ですよね。という、実は前向きな話で、

それをわかりやすく教えてくれるのが、この漫画の一番のポイントだと思います。

 

 

キャラクターの持つ魅力

 

登場する悪党も、基本的に正論なんですよね。

 

「人々は金を得るために働いている。言い換えれば、命をお金に換えている。」

 

「明日頑張ろうじゃない。今日頑張った者にだけ、明日が来るのだ。」

 

 

確かに。とうなずける内容かと思います。

 

一方カイジは社会のゴミと言われるような存在ですが、

 

「金を持っていないというだけで、こんな目に。。。まるで罪人じゃないか」

 

そんな、社会的弱者の気持ちを代弁してくれます。(上記は銀と金より引用ですが)

 

 

私を含む、一般的な人は社会的弱者だと思います。

その心理もうまく描き切っているのが、この漫画の面白さと言えるでしょう。

 

 

特徴的な絵?

 

「内容は知っているし、面白いんだろうけど、絵が受け付けないんだよね。」

 

そう断りを入れられるのが多くあります。

 

私はあまり、その気持ちがわかりません。

 

ゲゲゲの鬼太郎はどうですか?

ちびまる子ちゃんはどうですか?

 

当時、特徴的な絵、あまり見たことのない内容で、最初は敬遠されていましたが、

今や国民的なアニメにまで成り上がっています。

 

カイジがそこまで成り上がるとは思っていませんが、

「絵が受け付けない」は、単純に「時間がない」「面倒くさい」の言い換えだと思います。

 

あんなとがった鼻、とがった顎を持つ人はおそらくいませんが、

だから何でしょう?そんなに気になりますかね。

自分で書いた四コマ漫画の方が、読むに堪えないかと思います。

 

 

とりあえず、少しだけでもいいので、読んでみてください。

限定じゃんけん、よくできた話ですよ。

 

 

 

賭博黙示録カイジ 全13巻 完結コミックセット(ヤングマガジンコミックス)

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