文章力を鍛えるために。

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逆転の法則 賭博黙示録カイジ

 

逆境無頼ってなに?

 

私はよく漫画を買います。

アニメや映画でなく、漫画です。本のやつです。

 

最初に読んでいたのはONE PIECEですが、

今やみんな読んでしまってますし、最近はなんか面白くないですよね。(関係者の方すみません)

 

そんな純粋無垢だったころとは異なり、今やギャンブル漫画を読んでいます。

その真骨頂は。。。

 

 

賭博黙示録カイジ(1) (ヤングマガジンコミックス)

賭博黙示録カイジ(1) (ヤングマガジンコミックス)

 

 

 

こいつです。

伊藤開司さんです。

 

言わずとしれたギャンブル漫画ですが、やはりこれは面白いですね。

アニメでは「逆境無頼カイジ」となっていますが、逆境無頼って何でしょう?

 

逆境だけど頼らねーぜ、一人で切り開いていくぜ、MAJIDE

 

みたいなことかなと思っていますが、

読んでみると決して一人では切り開いていないお話です。

 

 

どこが面白いの?

 

一言でいうと、成功は準備の先にある。ということを教えてくれる漫画です。

 

お金を取り巻きつつ、自らの経験や勘、相手の心理に合わせて行動を変え、

自らの生存率を上げ、大金を手にするため奔走する。

 

しかし相手はすがすがしいほどのエリート。さらに悪党であるから、慈悲はない。

対するカイジは何も積み上げてこなかったクズ。社会的な信頼もない。

だが、一瞬のひらめきと周到な準備で、状況を一変させていく。

 

相手の心理を読み、行動を変えるというところは、どの世界でも一緒です。

スポーツもそうですが、仕事であったり、恋人であったり。

いつも強く願う、心が覗ければいい。と。確か、そんな歌もありました。

 

 

一見、すごい頭の良い、回転の速い相手に見えても、

実は用意が周到であっただけで、対応力には乏しかったり、

逆に、何もしていないように見えて高をくくると、足元を掬われたり。

 

ただ、成功している人はその準備が当たり前にできて、

しかもその準備はあらゆるリスクに対応できるように、計算されているだけです。

 

成功するためには、準備が必要ですよね。という、実は前向きな話で、

それをわかりやすく教えてくれるのが、この漫画の一番のポイントだと思います。

 

 

キャラクターの持つ魅力

 

登場する悪党も、基本的に正論なんですよね。

 

「人々は金を得るために働いている。言い換えれば、命をお金に換えている。」

 

「明日頑張ろうじゃない。今日頑張った者にだけ、明日が来るのだ。」

 

 

確かに。とうなずける内容かと思います。

 

一方カイジは社会のゴミと言われるような存在ですが、

 

「金を持っていないというだけで、こんな目に。。。まるで罪人じゃないか」

 

そんな、社会的弱者の気持ちを代弁してくれます。(上記は銀と金より引用ですが)

 

 

私を含む、一般的な人は社会的弱者だと思います。

その心理もうまく描き切っているのが、この漫画の面白さと言えるでしょう。

 

 

特徴的な絵?

 

「内容は知っているし、面白いんだろうけど、絵が受け付けないんだよね。」

 

そう断りを入れられるのが多くあります。

 

私はあまり、その気持ちがわかりません。

 

ゲゲゲの鬼太郎はどうですか?

ちびまる子ちゃんはどうですか?

 

当時、特徴的な絵、あまり見たことのない内容で、最初は敬遠されていましたが、

今や国民的なアニメにまで成り上がっています。

 

カイジがそこまで成り上がるとは思っていませんが、

「絵が受け付けない」は、単純に「時間がない」「面倒くさい」の言い換えだと思います。

 

あんなとがった鼻、とがった顎を持つ人はおそらくいませんが、

だから何でしょう?そんなに気になりますかね。

自分で書いた四コマ漫画の方が、読むに堪えないかと思います。

 

 

とりあえず、少しだけでもいいので、読んでみてください。

限定じゃんけん、よくできた話ですよ。

 

 

 

賭博黙示録カイジ 全13巻 完結コミックセット(ヤングマガジンコミックス)

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